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株式会社集英社

クイックガードに切り替えた理由は2つあって、1つはコスト。もう1つは対応のスピードですね。
株式会社集英社 大村様
株式会社集英社は、『週刊少年ジャンプ』『週刊プレイボーイ』『non-no』などを発行する、大手出版社だ。それら出版物は、電子書籍や電子コミック、雑誌電子版といったデジタルコンテンツに展開され、クロスメディア化されている。

同社のデジタルコンテンツを魅力あるものにしている情報やデータは膨大な量であり、コスト面や運用面での負荷は大きい。そしてデジタルコンテンツをユーザーがストレスフリーで使用するためには、常にインフラの整備、改善を重ねていく必要がある。その中心的な役割を担う集英社デジタル事業部の大村嘉範氏に話を伺った。

コストとスピード感が決め手

過去の作品に再度スポットライトをあて、アーカイブとしての役割をも担うデジタルコンテンツは、デジタルだからこそのアプローチも様々だ。多様なデバイスで作品を楽しむことができるだけでなく、例えば集英社では、ユーザーが自分の好みでセレクトした漫画をデジタル雑誌にして届ける漫画誌アプリが注目されている。
掲載媒体別などでカテゴライズされウェブサイトやFacebook、Instagramなど複数のツールで閲覧できるデジタルコンテンツにおいて、一番の生命線となるのは、言わずと知れたインフラ環境と運用である。

インフラの環境と運用において、これまで大村氏は、複数のベンダーを業務内容や負荷に応じて使い分けてきた。今回大村氏が、ベンダーの1社としてクイックガードに業務を依頼したのは、以前一緒に仕事をした際のコスト面、スピード面を高く評価していたからだという。


大村様

栗原さんの前職の時に初めて会ったので、お付き合いは4年くらい前になりますね。今回クイックガードを選んだのは、特に困りごとがあったからというわけではなかったです。ただ、前のベンダーさんからクイックガードに切り替えた理由は2つあって、1つはコスト。もう1つは対応のスピードですね。

協同して気付いたクイックガードの柔軟性

当初はコストとスピード感に注目していた大村氏だが、ビジネスパートナーになってから気付いたクイックガードの優位性があると言う。


大村様

何よりスタッフの方々のスキルと志が高い。そして対応に柔軟性があると感じています。弊社にはマネジメントできる人間が少ないので、依頼内容が明確になりきれていない点もあるかと思います。そこを経験値でカバーし、的確に対応してもらえていると感じます。それから、あまり型にはめて物事を捉えずに、柔軟に対応してもらえる点も良いです。

ウェブサイトやアプリなどユーザーに対してアウトプットされるものだけでなく、デジタル領域を支えるシステム面までプロジェクトは多種多様であり、新規案件が次々と立ち上がってくる。また、プロジェクトチームの一員であるベンダーがインフラ設計を行う場合もあれば、インフラ設計部分からクイックガードが携わるものもある。
プロジェクト規模や開発期間、広告代理店や開発ベンダーなど様々な会社がかかわるプロジェクトであるほど臨機応変に動けるクイックガードの優位性が際立つと大村氏は感じている。

成果物の品質を上げる取り組み

スクラム開発において課題となるのは、ともすれば競合になりかねないベンダー同士をつなぎ、いかに情報共有を円滑に進められるかだ。
こうしたことを実現したいという大枠の指示は依頼元である同社からあるが、クイックガードと他の開発ベンダー間で具体的な業務内容についてすり合わせを行うことも多い。


大村様

ベンダーによっては、例えば専門性の高いAWSの仕組みを十分に理解していない場合もあります。そうなると、私たちでは確認できないところもあるので、専門性の高い知識を持ったクイックガードにフォローしてもらっている、という局面も多いです。クイックガードのスタッフの志の高さで、対価以上の考え方や取り組みを目指しながら、私たちと一緒に取り組んでもらえていると感じています。

今後、クイックガードと連携することで期待するのは、「スクラム開発を進める上での効率的な進め方の整理」だと大村氏は語る。


大村様

プロジェクトごとに集まった、違う組織のメンバーが同じ方向に向かって作業を進めていくときに、進めやすいメソッドを整備していきたいと考えています。スクラム開発においては、進め方をいかに整備できたかによって、効率や成果物のクオリティーが左右されます。すでにお手伝いいただいているのですが、今後はやり方の整備をより強化していきたいと思っています。

そのために必要なのは、業務を進めるにあたって、齟齬(そご)が生じている言語をピックアップし、スクラム開発のチームの中で共通言語化すること。それには、何度もすり合わせを重ねることが重要だ。クイックガードは、インフラという基礎部分の整備を行いつつ、大村氏と共に問題点の洗い出しに奔走している。

株式会社集英社

設立から90年以上の歴史を持つ、日本を代表する総合出版社。出版不況が囁かれる中でも日本国内出版業界で首位について日本の出版業界を牽引している。

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