DeNA
【 事例内容 】
・事業基盤となるインフラ環境の効率的な運用推進

ゲームプラットフォーム「Mobage」をはじめ、AI、eコマース、オートモーティブ、ヘルスケア、スポーツなど、大規模なインターネットサービスの開発・配信を行っているディー・エヌ・エーは、創業時から自社エンジニアによる高品質なインフラ構築を行い、オンプレミス(情報システムを自社保有・運用)でサーバダウンを限りなくゼロにするという技術力に加え、低コストな運用体制を築いてきた。

しかし事業サービスの多様化やエンジニアの技術シフトチェンジなどを背景に、オンプレミスからクラウドに移行することを発表(2018年6月)。3年の移行期間を設け、現在はサービスの多くをクラウドに移行し、運用体制を整備するフェーズへと進んでいる。
社内に優秀なエンジニアを抱える同社が、アウトソーシング先に求めるものは何か。株式会社ディー・エヌ・エーのシステム本部IT基盤部の星野氏に話をうかがった。

低コストで最適なサーバの選定

ディー・エヌ・エーがオンプレミスからクラウドへ「Pococha」などで利用しているライブ配信基盤の移行を進めるにあたり、クイックガードは国内クラウド事業者と連携し、コスト削減をしつつ品質の高いインフラ構築の提案・導入サポートを行った。クイックガードがソーシャルLIVE事業「SHOWROOM」のインフラ運用・設計に関わっていたことから、技術品質やコスト面で問題がない事はすでに証明されており、サービス導入は非常にスムーズだった。

星野氏「当社には1円でも安くというベンチャーマインドがあります。コスト管理にはとてもシビアですし、オンプレミスからクラウドへ移行した際も、課題となっていたのはコストでした。そうした当社側の条件に対して、ネットワーク費用が安価であり、オンプレミスから移行しやすいサーバを選定いただいたと聞いています。私も担当し始めた当初は、今回採用した国内クラウドに対してあまり詳しくなかったので、仕様面など細かく教えていただきました」

スピード感と当事者意識

クイックガードと連携する中で、星野氏が最初に感じたのはスピードの速さだという。

星野氏「ディー・エヌ・エーのサービスはBtoCが大半です。BtoCのサービスにおいてスピードは何よりも重要で、24/365で対応していかなければいけませんが、クイックガードさんの対応スピードは圧倒的に速かったです。当社はもともとオンプレミスやパブリッククラウドを利用してインフラを自社で管理・運用してきたので、対応速度の速さには自負があったのですが、自分たちより速く対応いただくこともあり驚きました。自社内のスタッフと変わらぬスピード感は業務を任せて安心感があります」

加えて、クイックガードの当事者意識の高さについても言及する。
提案書を見れば仕様やコスト、そして会話を通して技術力はある程度まで判断できるが、それだけでは当事者意識の高さをはかるのは難しい。当事者意識は、実務がスタートしてからでなければ実感しにくいものだ。

星野氏「実務を通してでないと、どの程度フットワーク軽く対応してもらえるのかは分からないですよね。でも実際に実務がスタートすると、当事者意識の高さがよく伝わってきて、安心して相談できると思いました」

と星野氏は続ける。クイックガードの当事者意識は、特に現状抱えている課題の解決案を相談した際に強く感じたそうだ。

星野氏「システムの運用・監視には3つのステップがあって、まずは何か支障が出た時すぐに反応する。次に1次対応、そして恒久対応を行うのですが、どのステップでもクイックガードさんから受動的ではなく、能動的な発言がありました。こんな課題を抱えていると相談すると、関連箇所に問い合わせますなど、こちらがお願いする前に動いてくださるので安心して任せられます」

運用面で連携の拡充を

クラウドへの完全移行が終わり、運用が始まれば、クイックガードとの連携の機会も増えるのではないかと星野氏は話す。

星野氏「オンプレミスからクラウドに移動したからといって、サービスを配信するうえで大きな違いはないと思っています。可用性・パフォーマンス・低コスト・セキュリティー・運用・事業持続性の拡充といった、これまで私たちが大切にしてきたことは変わりません。
ただ業務内容は少し変わりました。オンプレミスでは機器の物理的な管理や運用なども自分たちで行っていたので、クラウドに移行することでそうした業務は必要がなくなりました。しかし、クラウドアカウントの数が急激に増えたことでアカウント管理の負荷やその重要性がより大きくなりました。管理ツールをつくり工数を減らせるよう取り組んでいますが、いまの人数では業務がまわりきらないところも出てくると思います。今後も幅広くお手伝いいただけると助かります」

(左 株式会社ディー・エヌ・エー 星野様、右 当社 栗原)
株式会社ディー・エヌ・エー
1999年設立。ゲーム、エンターテインメント、スポーツ、ヘルスケアなど多種多様な事業領域で独自のサービスを展開する、日本を代表するインターネット企業。
https://dena.com/jp/
【 事例内容 】
・大規模なサーバートラブルに、サーバー移転で迅速に対応
・セキュリティ強化をおこない安定したサイト運用

東海汽船株式会社は2019年に設立130周年を迎える歴史ある海運会社だ。主に熱海と伊豆諸島を結ぶ航路を運航している。

大小さまざまな島と島を結ぶ交通インフラを支えている同社の公式サイトでは、運航情報や時刻表が閲覧できる。リアルタイムで確認したい情報が多いが、公式サイトのリニューアルを行ったばかりの2018年6月に、4日間にわたってサーバーがダウンしてしまう事象が発生した。その当時サーバーを利用していた大阪の業者で大規模なトラブル発生が起きたのだ。当時の現場での混乱を繰り返したくない。クイックガードと共にサーバーインフラの見直しを行い、新造船就航記念の特設サイトを立ち上げた広報宣伝グループの内山まか氏に、話をうかがった。

突然のサーバーダウンで、4日間閲覧できず

東海汽船は2018年6月に公式サイトをリニューアルした。
約10年ぶりのリニューアルで、時刻表や運航状況などユーザーに必要とされる情報の見やすさだけでなく、愛らしいデザインで島の魅力を伝えたり、船旅の楽しさを提案できるコンテンツを揃えた。しかしリニューアル直後にサーバーがダウン。4日間もの間、公式サイトが閲覧できない状況に陥った。
公式サイトの運営を担当している広報宣伝グループの内山まか氏は、当初サーバーがダウンしたのは、リニューアルが影響したのではないかと思ったそうだ。

内山氏「たとえば台風が起きるなど天候状況によって船が運航できなくなると、お客様の生活に影響が出ます。当社は交通インフラを提供する企業として、リアルタイムで運航状況をお伝えすることが使命だと考えていますが、それができなくなった。何とかしなければと必死でした」

その後サーバーのダウンはリニューアルには無関係で、当時利用していたクラウド型レンタルサーバー側の不備であったことがわかった。当時のニュースでは「約3万社の顧客のうちの一部」に影響が出たとだけ発表されていたが、このレンタルサーバーは著名な中小企業も多数利用していた。復旧の目途が立たない中、とりあえず復旧を急がなければということで、公式サイトのデザインを担当した制作会社に相談したところ、クイックガードを紹介された。

トラブルの原因や課題解決策を丁寧に説明

サーバーを移転させることで復旧したと思えたが、その後も数分間隔でサーバーがダウンする状態が発生した。

内山氏「リニューアル前に使用していたサーバーの情報などをお伝えしたのですが、リニューアル後に必要なスペックと大きな開きがあったんです。リニューアル前は10年ほど同じ制作会社に依頼しており、サーバーの管理なども殆どすべてお任せしてしまっている状況だったため、私たちの理解が十分ではない点がありました。」

もちろん以前の制作会社との関係性が良好であったからこそ、すべてをお任せできたはずだが、公式サイトに必要なスペックが、どの程度の予算で準備できるのかが、クイックガードの説明によって把握できたという。

内山氏「メディアで伊豆諸島が取り上げられるなどすると、一気にアクセス数が伸びてサーバーに負荷がかかります。
一定の負荷がかかってもサーバーがダウンしないような体制を整えてほしいとか、インターネット上でチケットも販売しているのでセキュリティ面を強化したいなど、私たちが望むスペックを実現しようとすると、想定していた予算とは開きが出てしまいました。
クイックガードに細かく説明していただいたことで、サイトのスペックに関して徐々に理解できることが増え、私自身のITリテラシーも上がりました」

カスタマイズに近いサービス提供

クイックガードは要望に沿い、冗長構成を組み、サーバーインフラの整備を進めた。サーバーが落ちることもなくなり、公式サイトは通常運用に戻ったが、そうした過程の中で、内山氏がクイックガードと提携したことで感じている一番のメリットは、柔軟性だと話す。

内山氏「たとえばレンタルサーバーを利用すると、サービスがパッケージ化されていて、何か別途で依頼しようとすると追加料金が生じたり、依頼した修正が反映されるまで時間がかかったりします。パッケージ化は効率性を追求したものですし、それがコストカットにつながったりもするのかもしれませんが、こちらの思うスピードで作業が進まないとなると、ストレスを感じます。
しかしクイックガードは、私たちの要望に合わせてサービス構成を臨機応変にカスタマイズしてくださいました。そうした柔軟性はクイックガードの特徴だと思います」

2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け、同社は国内で25年ぶりとなるジェットフォイルの建造や、さるびあ丸の代替建造など、大勢の利用者を迎えるための準備を着々と進めている。
新サーバーに移行してからの運用はスタートしたばかりだが、その準備の一つとして、当社は新造船を紹介する特設サイトを早々にオープンした。

内山氏「オリンピックでは、海外からのお客様が大勢訪日されます。東京で豊かな自然を感じられる場所として伊豆諸島や小笠原諸島は、格好の場所だと思います。そうした島々を積極的に紹介し、船旅を楽しんでいただきたいので、新造船を紹介する特設サイトもオープンしましたし、公式サイトを含めコンテンツを充実させていく予定です。
アクセス数が伸びた時、現状のサーバーがどの程度の負荷に耐えられるのかは、プロに判断していたくのが一番だと思います。私たちでは予測できない部分をご提案いただけると、サーバーがダウンすることも未然に防げると思うので、メンテナンス面も含め今後もアドバイスをいただきたいと思っています」

東海汽船株式会社
1889(明治22)年設立。東京―伊豆諸島をはじめとする航路を持ち、島に暮らす人たちの交通を支えながら、伊豆諸島などの魅力を伝え、船旅の楽しみ方を提案している。
https://www.tokaikisen.co.jp/
【 事例内容 】
・複数事業者にまたがるサービスやシステムのコスト最適化の推進
・複数の会社が携わるプロジェクトにおける柔軟な運用体制の構築

株式会社集英社は、『週刊少年ジャンプ』『週刊プレイボーイ』『non-no』などを発行する、大手出版社だ。それら出版物は、電子書籍や電子コミック、雑誌電子版といったデジタルコンテンツに展開され、クロスメディア化されている。

同社のデジタルコンテンツを魅力あるものにしている情報やデータは膨大な量であり、コスト面や運用面での負荷は大きい。そしてデジタルコンテンツをユーザーがストレスフリーで使用するためには、常にインフラの整備、改善を重ねていく必要がある。その中心的な役割を担う集英社デジタル事業部の大村嘉範氏に話を伺った。

コストとスピード感が決め手

過去の作品に再度スポットライトをあて、アーカイブとしての役割をも担うデジタルコンテンツは、デジタルだからこそのアプローチも様々だ。多様なデバイスで作品を楽しむことができるだけでなく、例えば集英社では、ユーザーが自分の好みでセレクトした漫画をデジタル雑誌にして届ける漫画誌アプリが注目されている。
掲載媒体別などでカテゴライズされウェブサイトやFacebook、Instagramなど複数のツールで閲覧できるデジタルコンテンツにおいて、一番の生命線となるのは、言わずと知れたインフラ環境と運用である。

インフラの環境と運用において、これまで大村氏は、複数のベンダーを業務内容や負荷に応じて使い分けてきた。今回大村氏が、ベンダーの1社としてクイックガードに業務を依頼したのは、以前一緒に仕事をした際のコスト面、スピード面を高く評価していたからだという。

大村氏「栗原さんの前職の時に初めて会ったので、お付き合いは4年くらい前になりますね。今回クイックガードを選んだのは、特に困りごとがあったからというわけではなかったです。ただ、前のベンダーさんからクイックガードに切り替えた理由は2つあって、1つはコスト。もう1つは対応のスピードですね」

協同して気付いたクイックガードの柔軟性

当初はコストとスピード感に注目していた大村氏だが、ビジネスパートナーになってから気付いたクイックガードの優位性があると言う。

大村氏「何よりスタッフの方々のスキルと志が高い。そして対応に柔軟性があると感じています。弊社にはマネジメントできる人間が少ないので、依頼内容が明確になりきれていない点もあるかと思います。そこを経験値でカバーし、的確に対応してもらえていると感じます。それから、あまり型にはめて物事を捉えずに、柔軟に対応してもらえる点も良いです」

ウェブサイトやアプリなどユーザーに対してアウトプットされるものだけでなく、デジタル領域を支えるシステム面までプロジェクトは多種多様であり、新規案件が次々と立ち上がってくる。また、プロジェクトチームの一員であるベンダーがインフラ設計を行う場合もあれば、インフラ設計部分からクイックガードが携わるものもある。
プロジェクト規模や開発期間、広告代理店や開発ベンダーなど様々な会社がかかわるプロジェクトであるほど臨機応変に動けるクイックガードの優位性が際立つと大村氏は感じている。

成果物の品質を上げる取り組み

スクラム開発において課題となるのは、ともすれば競合になりかねないベンダー同士をつなぎ、いかに情報共有を円滑に進められるかだ。
こうしたことを実現したいという大枠の指示は依頼元である同社からあるが、クイックガードと他の開発ベンダー間で具体的な業務内容についてすり合わせを行うことも多い。

大村氏「ベンダーによっては、例えば専門性の高いAWSの仕組みを十分に理解していない場合もあります。そうなると、私たちでは確認できないところもあるので、専門性の高い知識を持ったクイックガードにフォローしてもらっている、という局面も多いです。クイックガードのスタッフの志の高さで、対価以上の考え方や取り組みを目指しながら、私たちと一緒に取り組んでもらえていると感じています」

今後、クイックガードと連携することで期待するのは、「スクラム開発を進める上での効率的な進め方の整理」だと大村氏は語る。

大村氏「プロジェクトごとに集まった、違う組織のメンバーが同じ方向に向かって作業を進めていくときに、進めやすいメソッドを整備していきたいと考えています。スクラム開発においては、進め方をいかに整備できたかによって、効率や成果物のクオリティーが左右されます。すでにお手伝いいただいているのですが、今後はやり方の整備をより強化していきたいと思っています」

そのために必要なのは、業務を進めるにあたって、齟齬(そご)が生じている言語をピックアップし、スクラム開発のチームの中で共通言語化すること。それには、何度もすり合わせを重ねることが重要だ。クイックガードは、インフラという基礎部分の整備を行いつつ、大村氏と共に問題点の洗い出しに奔走している。

(右 株式会社集英社 大村様、左 当社 栗原)
株式会社集英社
設立から90年以上の歴史を持つ、日本を代表する総合出版社。出版不況が囁かれる中でも日本国内出版業界で首位について日本の出版業界を牽引している。
https://www.shueisha.co.jp/
【 事例内容 】
・業界の相場感を大きく覆えす外注費で、業務を依頼することができた
・業務サポートを受けることで、本来注力すべき業務に集中できるようになった
(左 株式会社VAZ 尾崎様、右 当社 栗原)

株式会社VAZは、Youtuberなどクリエーターとマネジメント契約を結び、Youtube、TwitterといったSNSやメディアを活用しながら新しい価値を提供するエージェンシーだ。特にインフルエンサーへの支持が高い若年層に最適化したデジタルマーケティングを得意としている。

スピード感と発信力の求められる同社のサービスを支えるインフラ環境。クイックガードが業務をサポートするようになって改善されたこと、実際にサポートを受けて感じたことなどを、同社のシステムを統括する尾崎颯太取締役にうかがった。

インフラ会社のイメージを覆すほどの費用対効果

クイックガードが、VAZの業務サポートを行うようになって約4カ月が過ぎた(2017年10月17日現在)。決して長い期間とはいえないが、尾崎氏からの信頼は厚い。どのような経緯で依頼することになったのだろうか。

尾崎氏「弊社の顧問から紹介されました。今までの経験から、クイックガードのような、いわゆるインフラ会社に業務を依頼すると、想定以上にコストがかさむと思い込んでいましたが、栗原さんと話をして、こちらが想像していた相場感よりも圧倒的に低価格だったので驚きました」

独学でエンジニアとしての知識や技術を学んだ尾崎氏は、学生時代からフリーのエンジニアとして活動してきた。株式会社VAZに入社したのは、各職種のスペシャリストと一つのことを作りたかったからだという。会社の設立当時は、そんな尾崎氏とエンジニアという2人体制でシステム管理に伴うすべての業務をこなしていた。

尾崎氏「仕事量から考えると人は足りていなかったと思います。けれど、なんとかこなすことができる業務量でしたので、アルバイトの方と協力して乗り切ってきました。トラブルが起きたら仕事にならないので、安定したインフラ環境は絶対に必要です。ただ、残念な言い方になってしまいますが、インフラ部門は直接的に収益を生み出すところではないんですよね。会社が設立したばかりのときは、どの部署も人が足りていないので、このタイミングで本当に採用したほうがいいのかなと考えているうちに、後回しになってしまったんですよ」

優秀なエンジニアは引く手あまたという現状にあって、応募をかけたところで就職希望者が集まるかどうかもわからない。そうした手間と労力を考えると、とりあえず自分たちでやってしまったほうが早い、となるのもうなずける。

ふわっとした依頼でも常にベストな答えが返ってくる

尾崎氏のクイックガードに対する第一印象は、“なんでも屋”だったそうだ。

尾崎氏「たとえばLPを制作する環境を構築する際に、毎回のシステムを設定する作業はほぼ変わりません。本来は外部のリソースを使用したい仕事なのですが、急ぎの際や細かな設定などは柔軟に対応する必要がでてくる。そういった時にクイックガードさんは相談にのっていただき、当初スコープ外のことにも柔軟に対応していただけます」

信頼できる委託先があるということは、「安心感につながる」と語る尾崎氏だが、クイックガードへの要望や改善点などはないのだろうか。

尾崎氏「とても難しい質問ですね。むしろこれ以上は申し訳ないとすら思っています(笑)。仮に作業費が現状の10倍といった金額だったら、もっと無理を言うかもしれませんが、この金額で本当にいいんですかと思うくらいなので。それにこの機能とこの機能を、こんな感じでまとめることはできますかといった、相談ベースのふわっとした依頼でも、こちらが求めている内容にまとめてもらえる。ドンピシャで答えが返ってくるんです! すでに満足しているので、特に要望はないですね」

社内と社外を明確に分けることで、サービスを向上

Youtuberをはじめとするクリエーターのプロダクションというイメージが強いVAZだが、非大卒者と企業をつなげる就活プラットフォーム・バズキャリアという、独自のサービスも展開している。2017年8月には、多数の企業を招いてイベントを開催。参加した企業の約9割が大卒生にも引けを取らない、非大卒者の人材としての可能性を感じたと答えたという。

こうした取り組みを尾崎氏は、「社会のひずみを解消するため」という言葉で表現した。これまで学歴がネックになり、条件の良い就職先を諦めていた非大卒者がバズキャリアを知り、参加することで、就職活動の可能性を広げることにつながる。労働人口が減っているといわれる中で、実力や才能のある人が適切に評価されるという健全なループを生むことが目的だ。

尾崎氏「バズキャリアだけでなく、弊社で実現したいと思っていることを支えるのは、やはりテクノロジーです。テクノロジーを駆使するためには、安定したインフラが必要です。それなのに、業界全体を見ても優秀なインフラエンジニアの数が足りていないんじゃないですかね。だからこそ、クイックガードにインフラまわりのサポートを依頼して、依頼することで生まれる余力で、自分たちがやるべきサービスの開発や、ユーザーとの接点をより強化することができると考えています」

クイックガードとの連携は始まったばかりだ。会社独自のサービスを拡大するためにも、無駄を削減した運用提案で低コストを実現するクイックガードと連携できることを今後も模索し続けていく。

株式会社VAZ
若年層から人気のインフルエンサーを中心としたマーケティング事業及びメディア事業を展開している。
【 株式会社VAZ 】
http://vaz.co.jp/
【 事例内容 】
・社内にインフラ担当者を置かず、クイックガードと提携することでインフラ運用コストを削減
・担当者の変動による、社内インフラ環境レベルの低下を回避

株式会社ネクストソリューションズは、東京、大阪、ロサンゼルス、中国を拠点に、各種Webサイトの構築やサーバー構築、システム開発およびECサイトの構築など、多岐に渡るITソリューションを提供している。

今回伺った大阪支社は、細やかなコンサルティングに定評があり、関西を中心とした大手企業をクライアントに抱えている。クイックガードとの提携は、社内のインフラ担当者が退職することを機にスタートした。どの企業も抱えている、「いかに適任を採用して人材不足を乗り切るか」、そして「人件費の最適化」という課題に、クイックガードとの提携という解決策を選んだ株式会社ネクストソリューションズの営業担当であるN氏に話を伺った。

社内で24時間365日対応し続けることのハードル

株式会社ネクストソリューションズのようなWebサイトの構築やコンテンツ制作といったWebソリューションの提供をメイン事業に据える企業にとって、社内インフラの安定した供給は、クライアントへのパフォーマンスを左右する重要な要素だといえる。
だからこそ社内のインフラ担当者は、一定以上の経験と、さまざまな業務に対応するだけの幅広い知識が求められる。しかしそうした貴重な人材は引く手あまた。業界的にも慢性的に不足しているのが現状ではないだろうか。

N氏「担当者によってスキルに差が出るのは仕方ないことですが、だからといって社内のインフラ環境は24時間365日、一定のレベルを保ち続けることが必須条件です。24時間体制を組むならば、最低でも4人~5人のスタッフを確保しておかなければ維持できませんよね。必要な経費かもしれませんが、人件費は高くつく。当社の企業規模を考えて、インフラ担当者を十分に揃えることができるのかという問題もありますが、いくら求人を出したとしても適任を採用できるとは限りません。社内のリソースに限りがあるなかで、どうするのかが課題であったと聞いています」

社内のインフラ担当者が退職することになり、急いで次の担当者を探していたが、なかなか適任が見つからない。そこで以前から知り合いであったクイックガードに相談し、業務を依頼することになったのだ。

拠点が離れていることはデメリットではない

N氏「当社は大阪、クイックガードは東京とビジネス拠点は離れていますが、そこに不便さを感じたことはありませんね。何か相談したいことがあれば、電話やメール、それからチャットを使ってすぐに連絡できますから。来社いただかないと解決しないような案件は少ないですし、距離を感じたことはありません」

そう語るN氏に社外パートナーとの信頼関係を構築する際に重要視していることを伺ってみた。

N氏「やはりレスポンスのスピードではないでしょうか。それからレスポンスの内容も大事。どんなに返事が早いからといって、内容が伴っていなければ意味がない。しかしクイックガードは当社のインフラ環境を熟知しているので返事が的確です。それから、システムやサーバー管理を担う会社は、電話応対不可でメールのみというところもありますが、クイックガードはどんな連絡方法にも対応してくれる。電話でやり取りすることは少ないですが、急な対応を迫られるときは直接会話するほうが早いこともあるので、柔軟な対応はありがたいです」

気軽に相談できるパートナーに

社外パートナーではあるが、社内スタッフのつもりで業務に従事してほしいと依頼され、提携が始まったクイックガードは、依頼されたことに対してすべて対応するのではなく、『社内スタッフであったら経費や業務効率を考えて実行するかどうか』を考えながら依頼内容を取捨選択している。

社外パートナーである以上、依頼されたことに従順であればいいのかもしれないが、「社内スタッフであればどうするのかに主軸を置き続ける姿勢が、パートナーシップを強めることにつながった。そのパートナーシップは、ルーティンワーク以外のところでもいきているそうだ。

N氏「私は営業担当でクライアントさんに対面し、なぜ当社がこれを選択したのかであったり、トラブルが発生した場合の原因などを説明するわけです。クライアントさんには、現状を理解いただく必要がありますが、どのような言葉で説明したら理解いただけるのかをクイックガードに相談することも多いです。いろいろと相談でき、参考になるアドバイスをもらえるので助かっています」

サービスの共同開発が次の目標

提携してから2年以上経ったこともあり、パートナーシップは十分だ。そこでインフラ担当としての業務を担うだけでなく、両社で新しいサービスであるECサイト構築のパッケージをつくりたいという話が持ち上がっている。

システムの構築や運用に詳しい社内スタッフがいないことで悩むネクストソリューションズのクライアントに対して、ECサイトの構築だけでなく開設後のサポートまでカバーするサービスをパッケージ化してわかりやすく提供することが目的だ。

N氏「企業は常に成長させていくものですが、成長していくための人材に恵まれなければ難しいですし、企業規模によっても左右されます。だからこそ私は外部パートナーさんとのアライアンスに力を入れてきました。クイックガードとは今まで以上にパートナーシップを築きたい。そうすることが自社のサービスの幅を広げることにもつながると思っています」

クライアントからの幅広い要望に応えられる体制を維持するために、両社の強みを融合させながら、今後も共に歩んでいくつもりだ。

(右 株式会社ネクストソリューションズ N様、左 当社 栗原)
株式会社ネクストソリューションズ
2000年設立。東京、ロサンゼルス、中国に拠点を持ちながら、Webサイトの構築やサーバー構築およびシステム開発など、ITソリューションをトータル的にサポート。
【 株式会社ネクストソリューションズ 】
 http://www.nextsolutions.co.jp/