株式会社ダブルスタンダード - QuickGuard（株式会社クイックガード）

CUSTOMER'S VOICE
株式会社ダブルスタンダード

Amazon Auroraを利用してDB運用を効率的に。
ミニマムスタートながら拡張性も担保された構成。

株式会社ダブルスタンダード様

ビッグデータを活用した独自のデータ処理基盤の構築を強みとし、企業のDX推進を支援されている株式会社ダブルスタンダード様。
今回は、流通関連のお客様が新たに開始するサービスをAWS上にリリースするにあたり、大量に蓄積されるデータを効率的かつセキュアに運用できるよう設計し、将来的な利用者の増加を見越してスケーラブルな構成としつつ、ミニマムスタートを実現しました。

経緯

ダブルスタンダード様は、金融、不動産、人材業界をはじめとする多様な業界の営業支援や、DX推進のためのサービス企画・システム開発を行っているシステム会社です。
弊社は同社と共に、他案件におけるインフラの構築・運用に携わっており、24時間365日のサーバ監視業務や障害発生時の一次対応のほか、インフラ環境に関するご相談も承っています。
今回は、新規AWSインフラ環境構築にあたって、AWS利用時の概算費用算出からサービス稼働後の監視・運用まで、一貫して対応させていただきました。

実施内容

今回構築した環境は、顧客からのサービス申込～完了までの対応業務をDX化するためのサービスで、サービス構成はAmazon Elastic Compute Cloud(EC2), Amazon Aurora, Elastic Load Balancing(ELB), AWS Certificate Manager(ACM), AWS WAF, Amazon Simple Storage Service(S3), Amazon Simple Email Service(SES), Amazon Route 53, Amazon CloudWatch です。
オートスケールによる横方向への拡張を可能にする設定も事前に準備しました。また、本番環境・ステージング（STG）環境・開発環境の3セットの構築が必要だったため、共通部分はコード化することで構築時間を短縮しました。

特にこだわったのはデータベースとネットワーク構成です。
データベースには、運用負荷を軽減するためにAmazon Auroraを採用しました。従来のDB設計で問題となりやすいディスク容量のサイジングやライフサイクルなどの課題を解決でき、今後のデジタル化推進においても非常に有効な選択となりました。

ネットワークに関しては、サービス連携の関係で別AWSアカウント間のセキュアな通信が必要でしたが、VPCピアリングの採用により、簡便かつ低コストで安全な通信を実現しています。

また、開発スタッフが必要とするログの検知にはAmazon CloudWatch Logsを活用し、ログの保存、通知、検索をスムーズに行えるように設計しました。