MESSAGE
代表メッセージ
田村 尚久Naohisa TAMURA
1995年、15歳でアメリカに単身渡米してから10年間アメリカに滞在。
滞在期間に車でアメリカ1周、日本1周、ヨーロッパ1周やアフリカ最高峰のキリマンジャロを登頂する。
2008年に情報通信のアルファ株式会社(ALPHA Co Inc,)を設立、現在に至るまで世界中のデーターセンターと提携するために世界中を駆け巡ると同時に各地で新規事業を立ち上げる。
2011年には、ボランティア団体、スマイルワールドを設立、バングラデシュに学校を作りお金を与えるのではなく、教育の場を与え国を背負う次世代リーダーの育成に貢献する。
その後、CRASH INDUSTRIAL SUPPLY、KIWABIブランド、リーディング&カンパニー株式会社と様々な職種で事業設立に携わり、2016年に株式会社クイックガードの設立を行いMSP事業の革新に乗り出す。
2017年にCuneru株式会社を設立して人と地球を元気にしていくという考えを軸に奮闘中。
好きな言葉 「旅先で・小さな感動・これやばい」
栗原 邦彦Kunihiko KURIHARA
2000年、立正大学を中退後、大阪に移住して派遣会社でカスタマーサポートや店頭販売の経験を経て、株式会社ネットアシストに入社し、MSP事業を中心に様々なサーバ構築・運用に携わる。その後、株式会社ネクストソリューションズ、株式会社IDCフロンティアとMSP事業の立ち上げや改善に従事。
2015年3月にはスリーエム株式会社にてQuickGuard事業に参画し、CTOとしてサービス提供を手掛ける。2016年5月、株式会社クイックガードの創業に伴い、同社CTO兼取締役として参画。同年9月には代表取締役として実務全般を取り仕切る。
好きな言葉 「シンプルにゼロベースで考える」
常識に捉われない柔軟さで
未来に挑みたい
代表取締役
栗原 邦彦
代表取締役社長
田村 尚久
一緒に何かを成し遂げられる、そんな直感があった
ー 最初に二人の出会いから教えてください。
出会いは12年前です。私は経営者として、自身が代表取締役を務める会社を数社持っているのですが、その中の一社のデータセンターの管理を、当時栗原が勤めていた会社に依頼したことで出会いました。
栗原つまり田村は私にとってクライアントだったわけです。田村の第一印象は、物事をテキパキと判断する人。私がこうしたいと提案すると大半は即答でした。決断が早いので、すべてのやりとりがスピーディーで、頭の回転がいい人だなと思いましたね。
田村私は基本的に感覚で物事を判断しているので、栗原に対しては、私が実現したいと思うことを理解してくれる人だというか、具体的に実現してくれる人だという直感がありました。実際に仕事を一緒にしてみても、私が言葉にできない部分を栗原が上手にくみ取ってくれた。それが信頼につながりました。
― そこからどのような経緯で起業することになったのでしょうか。
私が転職を考えるようになったことがきっかけです。今はこうして経営者になりましたが、絶対に起業したいとは考えてはいませんでした。起業という選択肢もあるけれど、今までずっと会社員だったので起業に対する不安もありましたから。そこで経営者として経験豊富な田村に相談しました。すると共同経営者として起業しないかという話が出て、田村とならば起業しても成功できるというイメージが湧いたので起業に踏み切りました。
田村クイックガードが専門にしているITインフラというフィールドにおいて、栗原の経験を活かしながら、新しいサービスを提供できる会社にできると思いました。フレキシブルにいろいろなことにチャレンジできる会社にできそうだと直感があったし、栗原と話していると、世の中をいい方向に変えていけるのではないかという感触があった。まあ多少の勢いもありますが(笑)。
強みは圧倒的なスピード
― クイックガードの他社にはない強みを挙げるとしたら何でしょうか。
現在のクイックガードにとって一番重要だと考えているのはスピードです。他社よりも圧倒的に速くリアクションすること。それは単純なことかもしれませんが、徹底できたら価値は高いと思いますし、知名度を上げることにもつながるはずです。
栗原クライアントからメールが届いたとき、偶然パソコンの前に座っていればすぐに返信ができますが、移動中などすぐに返信できないときがあります。でもそこはチーム力でカバーして常にスピードを保つことができたら、トップに立てる可能性は十分にあると私も思います。クライアント対応はスピード重視なんてどの会社も言いますが、徹底することは意外に難しいですから。
I Tインフラは、求められる速度がどんどん加速している業種です。そして新しいサービスが展開されたときは進化に驚きますが、慣れたら何も感じなくなる。そうなると瞬間的な速さよりも、常に一定のスピードを保ち続けることのほうが、価値が高い。
スピードに加えケアの部分ですよね。宅配便を例に挙げると、受け取るスピードは年々早まっていて、AIなどの多用で今後も速くなるでしょう。でも配達に来た業者さんに気持ちよくあいさつされると、心情的なところで、この宅配会社を使いたいと思う。それが差別化につながります。営業力というのでしょうか、クライアントと密なコミュニケーションを、スピードを持って継続できること。それができればシェアナンバー1も無理な話ではありません。
化学反応で未来を切り開く
― スピードに磨きをかけながら、クイックガードが目指すゴールとは?
クライアントであれ社員であれ、それからサービスを利用しているエンドユーザーであれ、クイックガードに何らかの形で関わった人が、自分たちの幸せを再発見できる場所になることです。まず遠い未来のことをいえば、2050年というのが一つのキーワードになっています。
田村人口減少、少子高齢化に伴い、介護・福祉、医療、それから資源、自然などさまざまなジャンルで課題が山積すると予測される2050年問題ですが、ITインフラを使ってクイックガードができる貢献を、具体的なサービスにまで落とし込みたいです。
誰もが幸せになりたいと思って生きているはずですが、世の中のことを自分事として捉え、貢献できることが私の幸せだと思っています。限られた時間の中で、世界や地球といった規模のことにクイックガードとして何ができるのかを考え続けたいです。
短期的な目標としては、収益を上げて企業としての体力をつけることです。同業者の中でもトップクラスの企業は、現段階の年商を維持できるようになるまで平均で6~7年を費やしています。ITインフラのみで勝負するならば、スピード重視のクイックガードとしては、その年数を3~4年くらいの最短でクリアしたいです。
田村情報社会は常に変化しているので、A地点を目指していたけれど、急に方向を変えてB地点を目指さないといけなくなることも多々あります。だから大きな目標から外れないように舵を取りながら、柔軟に対応できるよう走りながら考えていくことが大事ですね。
栗原私はエンジニア出身で現場の人間により近く、実務をコツコツと管理することにウエイトを置きがち。一方の田村は経営者視点が強くて創造力に長けています。もちろん意見が衝突することもありますが、目指すものは一緒。そこに到達するための手法が違うだけです。田村の直感は何歩も先をいっていて、私がついていけないことがあります。熟考して追いかけていき、後から納得することがたくさんあるので、その化学反応がおもしろいし、クイックガードの可能性を広げていると感じています。
株式会社クイックガード
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(この対談は2017年2月16日に行われたものです)